入社したばかりの人、バリバリ成果を上げている人は、なにかと周囲の人から期待を背負うことがあるかと思います。
「今年の新入社員は優秀だね。期待してるよ!」
「君のおかげで業績は右肩上がりだ!これからも頑張ってくれ!」
こんなこと言われたら、だれでも少なからずプレッシャーを感じますよね。
期待に過剰に応えようとする人たち
こうして期待を背負った人達は、どうにかそれに応えようとして今まで以上に努力します。
しかし、どうあがいても期待に応えられない状況に陥ることもあります。それは自分の力ではどうにもできないときなど。
でも、ここで責任感の強い人は「どうにか自分が結果を出さなくては」と無理をしてしまうんです。
結果として、その努力が報われなかったときに自分のプライドが傷つけられ、激しい自己嫌悪に陥ってしまう。
これは、周囲の期待に応えようとする責任感の強い人ほど陥ってしまうんです。
”期待に応えない勇気”も必要
自分のメンタルをつぶさないということは、どんな仕事においても最優先されるべきです。
心身を健康に保つことが全ての原動力ですから。
そうしたときに、プレッシャーを感じない力が必要です。
プレッシャーに強い人というのは、期待に応えない勇気があるともいえます。
逆にそれくらいの気概のほうが成果がでたりするんです。
じゃあその勇気はどうしたら持てるのか?
失敗は人生のマイナスではない
「たとえ自分が失敗して会社に迷惑をかけたとしても、自分の人生がマイナスになるわけじゃない」と知ることです。
プレッシャーに負けて自己嫌悪に陥ってしまう人は、過剰に自分に罪意識を感じてしまう人です。
でも、失敗しない人なんていないし、誰にも迷惑かけない人もいない。
そしてその失敗は、自分の人生にはなんらマイナスな影響はないのです。
体に傷を負うわけでもなく、命に関わることもない。だったら、失敗したっていいじゃないですか。
こういう”期待に応えない勇気”は、自分のメンタルを健康に保つために必要だったりするんです。
今後も先輩や上司からいろんな期待の声がかかるかもしれません。
でもその声もひとまず聞き流して、「期待に応えるよりも自分のためになるよう頑張ってみよう」と考えてみてください。