最近知人と話していて気になったのが
「やっぱボーナスもらってから今の仕事やめようかなぁ」
という一言。
個人的には、まぁ知人の好きなようにすればいいと思うのだけど、
「ボーナスのために本当はやめたい仕事をダラダラ続ける時間のほうがもったいなくない?」
と思うのだ。
お金より時間のほうが貴重じゃないか?
わたしも今年の春に会社を退職した身だけど、わたしはボーナスが入る2ヶ月前に辞めた。
ボーナス前に退職したら、一切もらえないこともわかっていた。
それでも退職を選んだ。
20代の「2ヶ月」という時間はボーナスよりも貴重だと思ったからだ。
みんな、「お金」「お金」とそちらに目がいってしまって、本当になにが大事なのか見失っていないだろうか?
たしかにお金はもちろん大事なんだけど、
お金は後から頑張ればいくらでも稼げる可能性があるけど、20代のこの時期の「2ヶ月」はどんなに頑張っても一度きりだし二度と戻ってこない。
過ぎた時間は取り戻せないってやつだ。
だからわたしはボーナス分のお金はがんばって自分で稼いでいこうと思ったし、
ボーナス分以上の価値がこの「2ヶ月」にあるとも思った。
有意義な時間を過ごすほうが結果的に大きな財産になる
結局わたしはボーナスをもらう2ヶ月前に退職して、その2ヶ月の間では人生で一番濃い体験をした。
会社員からフリーランスとして独立して最初の2ヶ月。
怒涛に過ぎていったけどいままで感じた事ないようなこと、知らなかった世界に出会えた。
だから、ボーナスのために嫌々我慢して働くようなことをするくらいなら、さっさと退職してしまって、その時間を有意義に過ごしたほうが圧倒的に今後の財産になるとわたしは思う。
お金はなくなっても、経験したことは一生なくならないからね。
「金か時間か」という議論はどんな場面でも話されていることだけど、わたしは体感をもって「時間」の大切さを知ったように思う。
嫌な仕事を我慢してボーナスを受け取ってそのお金で得る体験と、
ボーナスを受け取る前に辞めた時間で体験したこと、
あなたはどちらに価値を感じるだろうか?