仕事のプレッシャーに耐えられずつぶれてしまう人が少なからずいる。
「ここで逃げ出したら負けだ」
そう思って逃げたくても逃げられず、結局自分ひとりで抱え込んでつぶれてしまう人もいるのだろう。
でも、わたしは「もうこのプレッシャーに耐えられない」と思ったら、構わず逃げていいと思うのだ。
適度なプレッシャーと耐えられないプレッシャー
仕事において適度なプレッシャーは必要だと思う。プレッシャーが全くなければ、仕事にも全力で身が入らないからだ。
しかし、自分の「適度」をこえたプレッシャーは逆に仕事に悪影響を与える。
仕事以外のことに頭をとられてしまうからだ。
「この仕事が失敗して上司に失望されたらどうしよう」
「まわりの同僚に迷惑かけてしまったら・・・」
こうした、本来その仕事とは直接関係のないことまで気にし始めてしまう。
これはどう考えても仕事をする上では邪魔になってしまう思考だ。
「自分にはまだ早すぎるステージだった」と思えばいい
この仕事のプレッシャーに耐えられない、となったら逃げてもいい。
それはまだ自分にとって「早すぎるステージの仕事だった」と思えばいいのだ。
だれでも適切なステージでの仕事はある。
いま自分のいるステージよりも数段上の仕事をしてしまうと、その重荷におしつぶされてしまうのだ。
だから「仕事から逃げた自分はなにもできない人間だ」なんて思う必要は全くない。
「逃げ癖」があるほどのびのび生きられる
仕事から逃げると、まわりから冷ややかな目で見られることもあるかもしれない。
「あいつが仕事を投げ出した」
「逃げてばっかりだと逃げ癖がつくぞ」
大体こういうことばかり言ってくる。
しかし逃げ癖はむしろ、人間には必要だろう。つらく苦しい環境でひたすら耐えて精神をけずって働くより、「こんな場所にはいれない」と逃げ出してしまえば、また新しい環境に出会うことができる。
逃げていい。
まわりになんと言われようが、自分がのびのび生きることが一番大切なのだ。
わたしは逃げて逃げて逃げまくった先に、今の天職に出会えたのだから。
仕事において「逃げる勇気」は必要なのだ。