わたしがよく相談を受ける内容のひとつに「退職したいんですが、上司に止められて・・・」「親に引き止められた」とまわりの人に反対されてやめられないというものがあります。
個人的におもうのは、「相談する相手は選べ」ってことです。
上司のようになりたいなら上司の話を聴け
「上司に止められたからやめられない」というのは、上司の言うことを受け入れるということです。
上司の言うことを受け入れるということは、「自分の人生の選択を上司のアドバイスで決めた」ということ。
もしあなたの人生で”上司”という存在が必要不可欠なのであればアドバイスを聞くべきかもしれません。
逆に、別に尊敬もしてないし重要な人物ではないのに上司の言うことをすんなり受け入れるのは間違っています。
今後のあなたの人生が上司の判断基準で左右される=上司と似た人生観になってくるからです。
だから「上司のような人生を送りたい人」は上司の言うことを聞けばいいと思います。
自分が今後どんな働き方をしたいのか?
退職したいと思った時に、「じゃあ自分は今後どんなライフスタイル・働き方を実現したいのか」を考える必要があります。
なぜならその「理想の働き方」をすでに実現している人のアドバイスを聞くべきだからです。
・場所にとらわれず働きたい
・家事や育児を両立させながら働きたい
・自分の語学スキルをさらに伸ばすためにガツガツ働きたい
なにかしら自分の理想の働き方があるはずです。「わからない」という人は「そんな働き方は自分にはできない」と思い込んでいるんです。
自分がどういうときに仕事にやりがいを感じたり、幸せを感じるのか、あらためて考えてみてください。
「尊敬できる人」のアドバイスを受け入れる
わたしは「この人の生き方・働き方かっこいいなぁ」と尊敬できる人のアドバイスを聞くようにしています。それは身近な人でも、著名人でもいい。
尊敬するということは「自分にないものを持ってて、自分もそうなりたい」と思っているからです。
自分もその人のようになりたいと思うのなら、その人がどういう価値観・判断基準で人生を送っているのかを参考にするべきです。
決して尊敬もしていない上司の価値観を取り入れるべきではないのです。
自分がどの方向に進みたくて、すでに進んでいる人たちがどんな価値観で動いているのか。
これがわかっていると、退職するときにいちいちまわりの人に惑わされなくなりますよ。