新卒の早期離職が問題になっているのは今に始まった話ではないですね。
「こんなはずじゃなかった」
「思っていたのと違う」
なぜ彼らは入社後に激しくギャップを感じてしまうのでしょうか。
就職後に後悔する新卒が多い3つの理由
1.内定をもらうためだけの就活をしている
まわりの友人が就活を終える時期に入ると、やっぱり内定をもらっていない学生はかなり焦ってきます。
「とにかく早く内定をもらって安心したい」
この気持ちがなによりも優先されてしまいます。
その結果、いち早く内定をもらった企業で”妥協”しがちになってしまう。
「もう面接で落とされたくない。早くラクになりたい」と。
いわゆる”内定がゴール”になってしまっているパターンですね。そうして入社した後に「こんな会社だったなんて・・・」とギャップが生じてしまうんです。
2.イメージで企業を選んでいる
「やっぱり大企業のほうがカッコイイよね」
「金融系なら給料安定してそう」
こういったイメージで学生は企業を選んでしまいます。
でもそれもしょうがないですよね。いまの就活制度で企業の本当の価値観や風土なんてわかるわけない。
Web上のエントリーページや企業説明会を見聞きしたって、その企業の芯の部分ってなかなか見えません。
だから学生は自分の”イメージ”で企業を選ぶしかないんです。
3.自分がどういう価値観を持っているのか把握していない
「自己分析をしろ」とよく言いますが、その分析って企業の面接のためにやっている学生がほとんどなんじゃないかなと。
面接でうまく話すために自分の経験を整理する。企業の理念に合うように話をする。
それって結局自己分析じゃないんです。
自分がいままでの人生の中で大切にしてきた価値観・人生観を真剣に分析していかないと、自分自身がこれから何のために働くのかわからないんですよ。
就職で後悔しないために
後悔しないためには「企業の価値観と自分の価値観がマッチしているかを徹底して分析する」ことに限ると思います。
就職は恋愛と同じ。
相手が自分を選ぶメリット、自分が相手を選んだ理由をしっかり考えることです。
企業をイメージで決めるのは「なんとなくあなたの外見が好みだから」と告白しているようなものです。
お互いの価値観を理解したうえで、ギャップのない就職ができたらお互いが幸せですね。